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2022年9月6日

ベリタス、コロナ禍の後のデータストレージ急増に伴い、企業のコスト増加を警告
 

  • 新型コロナウィルス感染症拡大に伴い普及したリモートワーク。Microsoft SharePoint と Teams のデータレベルが膨大に

  • データをアーカイブするオプションが組み込まれないため、ストレージ容量が限界に

  • 20倍以上のコスト増の可能性を避けるために、企業は今すぐ対策を

 

ベリタステクノロジーズは、コロナ禍で定着しつつあるリモートワークの働き方において、コラボレーションツールのコスト増加の危機に直面していると警告しています。

    Microsoft SharePoint Microsoft 365 および Microsoft Teams で使用されるストレージおよび共有プラットフォーム) などのクラウドコラボレーションサービスの利用は、新型コロナ感染症の拡大とともに急速に加速しました。しかし、ファイルをアーカイブするオプションを提供しているコラボレーションツールのプロバイダーが非常に少ないため、多くの企業がデータ量とコスト超過が膨れ上がっているのが現状です。このままでは、使わなくなったデータやアーカイブしておくべきだったデータに対して、「ストレージの超過料金」という高い代償を支払うことになります。 

エネルギーコストの上昇、サプライチェーンの問題、労働力不足に悩む企業にとって、クラウドストレージのコストが急速に上昇することは、避けなければいけません。企業は、クラウドサービスからレガシーデータを自動的にアーカイブするソリューションの採用により、この問題に対策を講じることができますが、まだあまり知られていません。

ベリタステクノロジーズ合同会社 代表執行役員社長 四條満は、次のように説明しています。

「新型コロナウィルス感染症が発生した当初、多くの企業が従業員の生産性を維持するためにクラウドコラボレーションツールを導入しました。その結果、2020年末にはSharePointのアカウント数は2億を超えるまでに急増しています。作成されたデータの多くは、組織内のサーバーに保存されていれば、現在はアーカイブされているはずです。しかし、SharePointを含む多くのクラウドコラボレーションツールには、基本的な機能としてアーカイブ機能がないため、データはすべて高価な「ホット」ストレージに積み重なっています。つまり、2年前の社員全員のTeamsチャットを最も高価なストレージに保存している企業もあるということです。」

ホットストレージとは、データへの高速かつ容易なアクセスを提供するストレージメディアを指し、通常、高度に最適化された接続性を備えた高性能ハードウェアをベースとしています。一方、コールドストレージは、コンプライアンスの目的でデータを保存できるテープやその他の安価なメディアを使用することが多く、通常はオフラインに保たれ、ほとんどアクセスされません。

さらに四條は、「SharePointTeamsなどのコラボレーションツールは、企業がコロナ禍の嵐を切り抜けるのに役立ち、私たちの多くが働き方を変えてきました。そのため、サードパーティのアーカイブを導入することで、未使用のデータをコールドストレージに移動させ、検索とアクセスを可能にしつつ、手頃な価格で実用的に使用することは理にかなっています」と述べています。

ベリタスの NetBackup SaaS Protection などのクラウドデータ管理ツールは、アーカイブ可能なデータをよりコスト効率の高いストレージ層に移動するだけで、多くの場合、企業がホットデータ用にすでに使用しているのと同じクラウドプラットフォーム上で、データのプライバシーと主権に関する要件を損なうことなく移動することができます。

四條は、加えて「SharePointの追加容量の支払いから、より手頃なストレージ層へのデータのアーカイブに移行する企業にとって、ストレージは22倍も安くなると推測しています*」と述べています。

*SharePointの超過料金は1TBあたり月額153ドルであるのに対し、Azure Storageの3年予約容量100TBはクール層で676ドルという見積もり価格に基づいています。


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